真冬のG9:コチネッラ カシミヤブルゾン
- yurime
- 2024年1月11日
- 読了時間: 3分
噂はかねがね伺っていましたが、伺うのははじめてでした。
そして初めてお伺いしたときはまったくの別のスーツをオーダーしていたので、今回のアイテムはイレギュラー。
仮縫い、中縫いと伺うなかで現れたアイテムです。
ビスポークではなくMTMではありますが、とても素敵なブルゾン。
これさえあれば冬のカジュアルはもう大丈夫。
大丈夫なことと買わないことは別です。そんなこと言い出したら俺たちもうとっくに大丈夫が過ぎるだろーが。
◆コチネッラ
関西におけるフィレンツェスタイルの雄、と言っても過言ではないでしょう。 この界隈でコチネッラを知らぬ者はいません。 その素晴らしさは服の雰囲気にも顕れていますが、さらに価格が安い……。
値段は変わりゆくものですしこのブログでは取り上げませんが、HPに見に行ってみてください。このクオリティでこの値段!?と勝手にジャパネット髙田みたいになってしまうこと請け合い。
◆今回のブルゾン
さよならメンズドレス。
今日はカジュアルです。

カシミヤ100%のG9ブルゾン。
グリーンの色合いが絶妙です。美しい。
どことなく都会的な雰囲気を醸し出します。
カシミヤ特有のヌメっとした光沢も良い表情ですね。
フロントはジップ、袖はリブです。

襟の特徴がよくて、ボタンホールがふたつ空いています。 立てたときに留められるようになっています。
この襟型のバランスが良いですね。ある種のスーツのジャケットの上襟のように緩やかに弧を描いています。

ポケット部分と裾のディティール。
ポケットも良い形ですね。肉厚な生地なのもまた一役かってるんだろうな。

カシミヤのアンブレラヨーク、もうわけがわからないよ。
ポケット部でも思いましたがひとつひとつのディティールの〝アール〟が結構強めですね。
G9といえば、のバラクータなどと比較しても特徴的なディティールです。
ラグランスリーブも相まってこれだけでオジサンの雰囲気。最高。
◆着用
実際に着てみたところ。

「その辺にある服を適当にひっつかんで、昨日も履いたジーンズを今日も履く」みたいなスタイルに合わせました。わからない?感じてください。
適度に身幅にゆとりがあるラグランスリーブの服というだけでかなりのオジサン力があります。
でも作業着っぽくみえないのはさすがのコチネッラ。
合わせる素材がいいのか、型紙がいいのか……。とにかくカジュアルウェアとして求める要素を携えています。

ジップを全部しめるような着方は僕はあまりしませんが、ちょっとしめて襟をたてたらこう。
もうあらゆるこだわりを捨てて適当に着ても良い。
懐の深さこそがG9ブルゾンの魅力。
僕はグリーンのカシミヤを選びましたが、他にグレーやブラウンなどもあり、いずれも最高の雰囲気でした。
グリーンはもう生地が無いそう。
ごめんなさい。
◆あとがき
「もう今日はなんでもいいや」って日にがさっと羽織って様になるG9。 市場にはコットンのものが多く、微妙な季節に重宝するものですがこちらは流石のカシミヤ。暖かいです。
ニットを着れば真冬でもいけそうです。
そもそも我々、「なんでもいいや」って日は別になく……。
「〝なんでもいい〟でも様になる」にトキメく男の子たちなわけですね。
カジュアルウェアはなかなか食指が動かない僕ですが、最近転職?したこともあり事務作業の割合が増えました。
そうなるとある意味服装は「なんでもいい」わけで、このブルゾンは重宝しています。
気になった方はぜひコチネッラへお問い合わせください。
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